金と銀 2010 10 3

書名 副島隆彦の今こそ金そして銀を買う
著者 副島 隆彦  詳伝社

 資産運用の本は、星の数ほど多いが、
この本が、ユニークなのは、銀投資に言及していることです。
さらに、著者自身が「銀地金を買いに東京の下町を訪ね歩く」ということで、
現場を取材しているところもユニークです。
著者は、実利主義でしょうから、10キロの銀地金を購入したそうです。
 私も、銀には興味があります。
ただし、銀貨に興味があるのであって、地金には興味がありません。
「それでは、投資効率が悪くなる」と、投資家に批判されるかもしれません。
 しかし、私は、投資よりも芸術性を重視しています。
どんなに文明が発展しても、
あるいは、どんなに国が興隆しても、
そこに芸術性がなければ、時代の徒花ではないかということです。
だから、銀貨なのです。
銀貨を見れば、その国の文化の程度がわかるのです。
 世界の歴史には、星の数ほど大帝国が出現しましたが、
それは、川面に浮かぶ泡のごとく浮かんでは消え、浮かんでは消え、はかないものでした。
その大帝国は、いったい何を残したのか。
 もう少し大きな話をしましょう。
たとえば、高度に科学技術が発展している星(惑星)があるとします。
その星の人たちは、「われわれの科学技術は、この宇宙で最高度に発展しているが、
意外にも評価が低い。なぜなのか」という不満を持っているでしょう。
 確かに、科学技術は、宇宙でトップレベルであることは間違いないでしょう。
しかし、「その文明に、芸術性は、あるのでしょうか」ということが問題になります。
もし、その星に、芸術性もあれば、確かに「最高度に発展した星」という評価になったでしょう。
 宇宙を支配する法則は、進歩と調和です。

科学と宗教 2010 4 4
 今後、アメリカにおいて、
宇宙人及びUFOとの遭遇が多くなるかもしれません。
その時、多くのアメリカ人は、重大な過ちを犯すでしょう。
 それは、「科学技術を神だ」と思ってしまうことです。
ましてや「宇宙人を神だ」と思うのは、重大な過ちです。
 しかし、よくよく思い出して欲しいのです。
イエスキリストの時代には、科学技術はなかったのです。
当然、イエスキリスト自身も、科学技術を知らなかったでしょう。
 それでも、現代において、
イエスキリストを尊敬する人たちは、数十億人でしょう。
 あれから2000年。
2000年も経っても、イエスキリストは輝き続けているのです。
 人間の偉大さを決めるのは、
科学技術の高低ではなく、精神性の高さです。














































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